はじめに
前回の記事で、昨今の国内の中古ティファニー市場は「素人の買い手」と「素人に毛の生えた売り手」によるバナナの投げあいが主となってしまっていると書きました。
では、そこでカビの生えたバナナ=「フェイク品」 or 「フェイク品か疑わしき物」を手に入れてしまった場合、ティファニーの店頭に持っていったら鑑定してくれるのでしょうか。
答えは、「No」です。
日本にしろアメリカにしろ、鑑定書の発行など行ってくれません。
設立が1837年です。
創業184年。パテック・フィリップと異なり、全ての商品にシリアルもなければ、アーカイブ発行も行ってません。
高級品でありながら昨今はマス層向けの大量生産品です。
膨大な展開商品の物を一つ一つ鑑定していくとなれば、それだけで商売にならないぐらい余計な費用が発生します。
それも踏まえて、テイファニーの店舗でやってはいけないNG行為が2つあります。
ティファニーの店舗でのNG行為
1. 真贋鑑定を依頼する
自分で判断できないのであれば、実際に店頭で新品を購入するのがベストです。
ロレックスでも、30年以上前のモデル等に関してはオーバーホールをお断りしているのと同様、要はそれぐらいニッチな物を手に入れたいのであれば、自分でまずは真贋鑑定が出来、そして自分でメンテナンスが出来ないと(or メンテナンスできる人と繋がっている)ダメです。
2. 売却する前に、ティファニーの店頭に持っていってクリーニングを依頼する
実際に店頭で購入したものなら良いですが、それが中古で購入したものなら厚かましいのではないでしょうか。
自分でメンテナンスが出来ないのであれば買わない方が良いです。
これは、経営側にとっても余計な人件費です。
結果として、商品全体の値上がりに繋がるので控えましょう。
1と2のまとめ
1にしろ2にしろ、中古で購入した物というのは現在のティファニーの「お客様」では無いです。
そこから新品を購入すれば、お客様になりますが、それ以前でしたらお客様とは異なります。
それを何を勘違いしてしまったのか、お客様と誤認し店頭に駆け込むパターンが見受けられますが、これは非常に迷惑な行為なので控えましょう。
では、どうすれば良いのか。
自信が無いのでしたら買わないで、新品を店頭で購入する。
その担当スタッフさんが、快く後日クリーニンッグしてくれます。
もし、新品を購入する予算が無い場合は大手中古店のKomehyoさんや大黒屋さんで買う。
これにつきます。