2022年度版 - ユーズド、オールド、ヴィンテージ、アンティークティファニーの違いについて解説

はじめに

こちらの記事では、ユーズド、オールド、ヴィンテージ、アンティークティファニーの違いについて解説しています。

Henry
こちらの記事は、2022年度版として2022年4月5日に内容を大幅に更新しました。

各ティファニーの区分

こちらのサイトでは、ティファニーを大きく5つに区分しています。

Henry
リンク先で各定義の詳細について確認いただけますが、こちらの記事でも、各定義の概要を記載していくので、このまま読み進めていただいても大丈夫です。

アンティークティファニーとは

Antique Tiffany (アンティークティファニー)とは、100年以上前に作られ、なおかつ価値のあるものを指します。

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基本的に、100年以上前の物は残っている個体数が少ないので、自然とその「希少性」は高まり、価値があります。また、アメリカでは、「関税法」で100年以上経過したものが「アンティーク」にカテゴライズされると定められています。

ヴィンテージティファニーとは

「Vintage Tiffany ( ヴィンテージ ティファニー)」とは、30年以上前に作られ、なおかつ価値のあるものを指します。世界中のアクセサリーやジュエリーの売買をするプロフェッショナルの間で、「Vintage (ヴィンテージ)」は"30年以上前に作られた物"であり、かつ"価値がある”というのが「共通の認識」です。

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アメリカの関税法は、Vintage (ヴィンテージ)は30年以上100年未満定められています。日本では、このような法律が定められていないため、定義が曖昧です。そのため、「とりあえず古ければヴィンテージ」でしょうという低俗な売り手も多いです。ご注意あれ。

特に、昨今、インスタグラムで「ヴィンテージティファニー」が入荷しました!と発信しているアカウントの中にはそのような違いもわからず馬鹿の一つ覚えのように「ヴィンテージ」でもないのに「ヴィンテージ」と連呼している売り手もいるのが残念なところです。

オールドティファニーとは

「Old Tiffany (オールドティファニー)」とは、その定義自体が非常に曖昧です。
というのも、「オールドティファニー」という言葉は、近年日本で誕生した言葉であり、その誕生背景が非常に胡散臭いからです。
端的に、売るネタが枯渇した日本の売り手側が「ヴィンテージ」でも無ければ「アンティーク」にも該当しない古いティファニーを売る際にセールストークとしてお店とメディアがタッグを組んで作り上げた「造語」と捉えていただいたら良いでしょう。

そのため、こちらに関しては、当サイトで独自に下記のように定義づけました。

オールドティファニーとは、発売から30年未満の廃番品。
2022年の場合、1992年以降に作られた製品。

Henry
より詳しい内容については、下記の確認ください。

Old Tiffany / オールドティファニーについて詳しく丁寧に解説

これは、あくまでも私の個人的な意見ですが、「オールドティファニー」には二次市場において何の価値も無いです。
もし、売り手側がヴィンテージと同じく「資産性」なんて言ってきたら 、そのお店はScam Storeと思ったら良いです。

ユーズドティファニーとは

「Used Tiffany (ユーズドティファニー)」とは、製造から30年以上もしくは100年以上経過しても、その商品自体が長期大量に生産販売されて「希少性」が欠けていることから、「ヴィンテージ」や「アンティーク」に該当しないものを指します。

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この言葉は、room1837が独自にヴィンテージやアンティークとの「差別化」を図るために作成した造語です。

わかりやすい例ですと、エルサ・ペレッティの「オープンハート」のネックレストップです。

発売から30年以上経過しても、簡単に入手でき、かつ大量に存在している物に対して「アンティーク」や「ヴィンテージ」の概念は当てはまりません。
それらはあくまでも第三者が使った「中古品」です。
それらを総じて、ユーズド品。
「ユーズドティファニー」と言うようにしてます。

ヴィンテージやオールドティファニーの違いを図で解説

Henry
定義も分かった所で、それらを図式化して見ていきましょう。

上記の図をご覧ください。
この図一つで、全体の二次市場を表しています。
Aが全てのB,C,D,Eを包括しており、その中でも、Aのグレー部分がユーズドティファニーです。
最も数が多く、特段「資産性」が無いものです。
いわゆる、大手中古店で売っている物を指します。

Bは、オールドティファニーです。
こちらも特に高い「資産性」は無いものですが、定義の通りAと差異があります。

Cが、ヴィンテージティファニーです。
包括的な全体の四角形の中で一部しか存在しておらず、数が少ないのが分かります。
資産性はありますが、まだ比較的20万円未満20万円以上一般的に手が届く範囲の物です。
ここからは、Cの後に数字で細分化されてます。
これは、一括にヴィンテージと言っても、年代やデザイン、素材などで大きく価値が変わるからです。
例えば、こちらのリングは、厳しく見てC-2~3C4に該当します。

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2021年~2022年の間にVintage Tiffanyのシグネットリングは随分と市場価格が高騰しました。また、昨今の日本国内での影響や地金自体の高騰も大きいのでしょう。個体数が圧倒的に減りました。

上記のリングも、C2~3にカテゴライズしていましたが、今ではC4です。

2020年2月のroom1837インスタグラムアカウント開設から見ていて、既に購入していた方はおめでとうございます。
2019年の秋~冬は、東京などのセレクトショップで購入できる機会もあったので、その時に購入されていた方もおめでとうございます。
多分、当時の国内市場価格で購入された方は今手放したら倍ぐらいになったでしょう。

これが例えば無地であった場合は、C-1C2です。
厳しくという理由は、このリングの重量と厚みです。
また、彫られている内容がイニシャルの場合も同様にC-1C2です。

Dがアンティークティファニーです。
数が少ないですが、物によっては安い場合もあり、CとDの差異は希少性が主です。

最後に、Eがヴィンテージ / アンティークティファニーの中でも、特にデザインや作りが優れており、また希少性も高いものを指します。例えば、何度かブログやインスタグラムにでてきたこちらのリングは、Eに該当するものです。

これで、「ユーズド」、「オールド」、「ヴィンテージ」などの違いが分かりましたでしょうか。
一言で、「ヴィンテージ」といっても、C-1の物とC-4の物では値段に大きな差があるというのも分かったと思います。

Henry
図式化したら、なんとなくイメージしやすくなったのではないでしょうか。

さいごに - 2022年度版

当該記事では、2022年度版としてユーズド、オールド、ヴィンテージ、アンティークティファニーの違いについて解説してきました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

Henry
以降のトピックはオマケです。

オマケ - 価値 / 国内に置けるこれからのヴィンテージ事情

中古市場といえば、価格帯は買い手有利と思われがちですが、ニッチなものであればあるほど、販売側の言い値です。
これを結構誤認している買い手が多いかもしれません。

たとえば、AやBに該当する「ユーズド」や「オールド」の物であれば、回転率重視です。

そもそもコレクターが販売すると言うよりも都内の商業施設やセレクトショップなどで販売される薄利多売品が多いです。希少性も無いことから、買い手寄りの価格帯にセッティングされます。

Henry
「希少性」がヴィンテージやアンティークの魅力のひとつなのに、全国の百貨店や商業施設などで「ヴィンテージ」がいつでも買えるというのは冷静に考えればおかしなものです。

「ヴィンテージ」と書いてあっても、実際は、中古市場に置いて価値が低い「ユーズド」もしくは仕入れ値が安い「オールド」と思うのが無難です。

しかし、CからEの物、特にDやEの物に関しては入手が非常に困難なため同じ「仕入れ」でもその仕入れのために必要なネットワークや手間など様々な見えないコストが上積みされます。
そのため、C〜Eというものは、同じ二次市場品でも完全に「別物」です。

A~B:買い手有利の価格帯
C~E:売り手有利の価格帯

このC~E側というのは、熱狂的なコレクター、もしくは、それらの品々に対して商機を見出して先に買い集めたグループです。

コレクターの場合は、別に売らなくても良いので、「〜円だったら良いよ。」というスタンスです。
また、商機を見出したグループの場合は、情報の統制を行って価値作りを始めます。

ヴィンテージロレックスは、まさにその価値づくりの結晶です。

これらサプライ側の人々が値段というものを決めますが、そもそも日本においてはヴィンテージというものを資産として買うのではなく、例えばハイブランドがカーゴパンツを作った、でも高くて買えない、じゃあデザインのネタになったヴィンテージのミリタリーパンツを購入しよう。優越感に浸る。

これが、従来までの「古着好き」や「ヴィンテージマニア」でした。( =B属性です。)
しかし、アメリカ、タイ、イギリス、香港などではヴィンテージは、富裕層が買うものであり、そもそもの懐具合が異なります。( =A属性です。)

Henry
ご存知の方も多いですが、Levi'sのBig Eなども高騰しています。もちろん、サイズやコンディション等によっても様々ですが、ある種の「高級品」に進化を遂げました。

A属性:資産として購入する, 予算がある
B属性:資産としてではなく、ハイブランドの代替品として購入する、嗜好品に使えるお金がA属性より少ない

従来は国内の売り手側は、B属性の消費者を相手にしなければ行けなかったのですが、日本が昨今観光大国になりインスタグラムなどのSNSで物のやり取りが出来るようになったお陰で、この従来の消費者に対して無理に売る必要はなくなりました。昨今の国内の中古市場におけるロレックスの枯渇は、まさにこれです。

そうです。もう、日本人の売り手は日本人を相手にする必要が無くなりました。
そのため、極々稀に国内でもオンラインにしろオフラインにしろ良い物があっても、値段が安くなるまで待つというスタンスの消費者が増えてきましたが、これは決して良い事ではありません。結局、売り手側が愛想つかして売らなくなるので、私の予想ではありますが、近い将来、国内で良いヴィンテージは買うチャンスすら巡ってこなくなると思います。特にロレックス。

Henry
上記のロレックスの読みは、こちらの記事を投稿してから10ヶ月。
気持ち良いぐらい当たりました。

現行品は少し3月に相場が下がりましたが、4桁と5桁の良い個体のは激減しましたね。既に一部のモデルは、店頭からも完全に消えています。

今年の夏までに、5桁レベルのものでも良い個体のはほぼ無くなるんじゃないかと思ってます。

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