完全初心者向け - ユーズド、ヴィンテージ、アンティークティファニーの違いが、いまいち分からない人のためへの解説記事 そしてこれからの国内におけるヴィンテージ事情

はじめに

こちらのサイトでは、ティファニーを大きく5つに区分しています。

上記のリンクより定義を記載していますが、現行の新品以外は全て中古といえば中古です。

また、人気のシグネットリングにしても、どのように価値が付けられていくのか分からない人が多いでしょう。恐らく、ヴィンテージロレックスを一括に調べても、何が具体的に大きな価格差を生んでいるのか、そのニッチな世界に浸かっていないと分からないのと同じです。

ティファニーの区分

上記の図をご覧ください。
この図一つで、全体の二次市場を表しています。
Aが全てのB,C,D,Eを包括しており、その中でも、Aのグレー部分がユーズドティファニーです。
最も数が多く、特段「資産性」が無いものです。
いわゆる、大手中古店で売っている物を指します。

Bは、オールドティファニーです。
こちらも特に高い「資産性」は無いものですが、定義の通りAと差異があります。

Cが、ヴィンテージティファニーです。
包括的な全体の四角形の中で一部しか存在しておらず、数が少ないのが分かります。
資産性はありますが、まだ比較的20万円未満と一般的に手が届く範囲の物です。
ここからは、Cの後に数字で細分化されてます。
これは、一括にヴィンテージと言っても、年代やデザイン、素材などで大きく価値が変わるからです。
例えば、こちらのリングは、厳しく見てC-2~3に該当します。

これが例えば無地であった場合は、C-1です。
厳しくという理由は、このリングの重量と厚みです。
また、彫られている内容がイニシャルの場合も同様にC-1です。

Dがアンティークティファニーです。
数が少ないですが、物によっては安い場合もあり、CとDの差異は希少性が主です。

最後に、Eがヴィンテージ / アンティークティファニーの中でも、特にデザインや作りが優れており、また希少性も高いものを指します。例えば、何度かブログやインスタグラムにでてきたこちらのリングは、Eに該当するものです。

これで、「ユーズド」、「オールド」、「ヴィンテージ」などの違いが分かりましたでしょうか。
一言で、「ヴィンテージ」といっても、C-1の物とC-4の物では値段に大きな差があるというのも分かったと思います。

価値 / 国内に置けるこれからのヴィンテージ事情

中古市場といえば、価格帯は買い手有利と思われがちですが、ニッチなものであればあるほど、販売側の言い値です。
これを結構誤認している買い手が多いかもしれません。
たとえば、AやBのものであれば、回転率重視です。
そもそもコレクターが販売すると言うよりも都内の商業施設やセレクトショップなどで販売される薄利多売品が多いです。希少性も無いことから、買い手寄りの価格帯にセッティングされます。
しかし、CからEの物、特にDやEの物に関しては入手が非常に困難なため同じ「仕入れ」でもその仕入れのために必要なネットワークや手間など様々な見えないコストが上積みされます。
そのため、C〜Eというものは、同じ二次市場品でも完全に「別物」です。

A~B:買い手有利の価格帯
C~E:売り手有利の価格帯

このC~E側というのは、熱狂的なコレクター、もしくは、それらの品々に対して商機を見出して先に買い集めたグループです。

コレクターの場合は、別に売らなくても良いので、「〜円だったら良いよ。」というスタンスです。
また、商機を見出したグループの場合は、情報の統制を行って価値作りを始めます。
ヴィンテージロレックスは、まさにその価値づくりの結晶です。

これらサプライ側の人々が値段というものを決めますが、そもそも日本においてはヴィンテージというものを資産として買うのではなく、例えばハイブランドがカーゴパンツを作った、でも高くて買えない、じゃあデザインのネタになったヴィンテージのミリタリーパンツを購入しよう。優越感に浸る。

これが、従来までの「古着好き」や「ヴィンテージマニア」でした。( =B属性です。)
しかし、アメリカ、タイ、イギリス、香港などではヴィンテージは、富裕層が買うものであり、そもそもの懐具合が異なります。( =A属性です。)

A属性:資産として購入する, 予算がある
B属性:資産としてではなく、ハイブランドの代替品として購入する、嗜好品に使えるお金がA属性より少ない

従来は国内の売り手側は、B属性の消費者を相手にしなければ行けなかったのですが、日本が昨今観光大国になりインスタグラムなどのSNSで物のやり取りが出来るようになったお陰で、この従来の消費者に対して無理に売る必要はなくなりました。昨今の国内の中古市場におけるロレックスの枯渇は、まさにこれです。

そうです。もう、日本人の売り手は日本人を相手にする必要が無くなりました。
そのため、極々稀に国内でもオンラインにしろオフラインにしろ良い物があっても、値段が安くなるまで待つというスタンスの消費者が増えてきましたが、これは決して良い事ではありません。結局、売り手側が愛想つかして売らなくなるので、私の予想ではありますが、近い将来、国内で良いヴィンテージは買うチャンスすら巡ってこなくなると思います。特にロレックス。

最後に

「ヴィンテージ」=「ただの中古品」と同じように手頃に買えるという考えは無くなったと思います。

カテゴリのところは、もっと掘り下げられるのですが、その辺りは企業秘密部分もあるのと同時に、今回は概要を掴んでもらうための記事ですので省略しました。

また、このカテゴライズ方法は例えばロレックスでも通用しますし、全てのコレクティブルな物に通用します。ただし、この区分けが出来るようになるためには、そもそも区分け出来るぐらい一つのブランドなりジャンルなりを買い集める必要があります。

私の場合は、ティファニー、ロレックス、ミリタリーパンツ、自身が好きなブランドは、この考えで区分けして物を精査することができます。
実際は、目利きが出来るのでどんな物でも「価値ある」、「価値ない」は判断できます。

今はコロナという時代でもあるがゆえに、海外からの買付来日の機会が減っています。
買える方はどんどんと積極的に買い集めて自分で区分けして、自分だけの物的ポートフォリオを作ってください。

また、店頭などで購入したいという方は、そもそも自分が買おうとしている店舗がこのように商品を区分けしているのかなど精査することをオススメします。

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