【年代別刻印解説】アンティークティファニー編 1902-1907年

アンティークティファニーの刻印について

アンティークティファニーにしろ、ヴィンテージティファニーにしろ、色々と触っていたら気になってくるのが「刻印」です。

銀製品の刻印の始まりは、英国。
歴史を紐解いていけば、その起源は1300年代までに遡ります。

また、その英国の銀製品の刻印でも多くの種類や並びが存在します。
私の場合は、"London Silver" , "Edinburgh Silver", "Glasgow Marks", "Dublin Marks"と区分けして、そこから"Maker's Mark"や"Date Letter"などを確認していき、年代を具体的に分析していきます。

ティファニーの場合、刻印の内容が非常にシンプルですので、そこまで難しい分析や知識は不要ではありますが、知っておいて損はない内容ですので当時の貴重な資料をもとに解説していきましょう。

1902-1907年に使われていた刻印

今回の記事では1902-1907年の間に使用されていた刻印の解説です。
アイキャッチの画像は、実際に1902-1907年の間に使われていた刻印です。
なぜ、年代別に「刻印」が異なるのか。
この答えは、非常にシンプルです。ティファニーの場合は、「社内の体制が変わったから」というのが第一の理由に挙げられます。これ何かというと、社長や製品管理者が変わったということです。
その他、「本店所在地の変更」も理由に挙げられます。
例えば、"Union Square"から"Broadway"へのお引っ越し。

Makersの左右の数値について

左側は"Pattern Number" / 右側は" Order Number"です。

Pattern Numberで、より具体的な製造年を判別します。
Order Numberは、当時の注文番号ですね。
個人的な考えだと、当時はオフラインで紙ベースでの管理だったので社内の売上管理のためにも打刻していたのだと考えています。

925-1000の下のアルファベットについて

このアルファベットは、当時の会社の代表もしくは製造管理職の方の名字の頭文字です。写真のCは、Charles T. Cook氏の"Cook"の"C"です。

このイニシャルの頭文字を打刻する社内文化は1960年代半ばごろまで続きました。

その他

その他の、「会社名」や"Sterling Silver"の刻印は、その名の通りです。
特に解説の必要は無いかなと。

まとめ

さて、いかがだったでしょうか。一見、アルファベットや数値の羅列だけを見て見ると分からないのですが、なるほどと思った事が多いのでは無いでしょうか。
こちらのシリーズは、しばらく続きます。
お楽しみに。

当該記事に関するご注意

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