ティファニーの公式X(旧:Twitter)アカウントで、エルサ・ぺレッティ作品のボーン カフが紹介されています。
上記動画で左右の手首に付けられているアイテムはティファニーのデザイナーであるエレサ・ペレッティが1970年代に初めて発表した「ボーン カフ」のバングルで、現在でも様々なサイズや形状、カラーで展開されています。
「ボーン カフ」はエレサ・ペレッティが幼い頃に訪れたローマのカプチン修道会の地下納骨堂や、建築家アントニオ・ガウディの作品でバルセロナの建造物カサ・ミラなどが着想源になっているコレクション。2020年公開の映画『ワンダーウーマン 1984』の中で、同コレクションを身につけた主演のガル・ガドッドは下記コメントを残しています。
"「パワーとグラマーを象徴するエルサ・ペレッティの伝説的なボーン カフに、いつも魅了されてきました。『ワンダーウーマン 1984』のパティ・ジェンキンス監督が、ダイアナ・プリンスの衣装にボーン カフを取り入れた時、キャラクターの力強さを讃える理想的なジュエリーだと思いました。 - 引用元:Tiffany & Co.」”
伊フィレンツェで生まれローマ/スイスで教育を受けた後、1969年までニューヨークとバルセロナでファッションモデルとして活躍していたエレサ・ペレッティ。同時期にオリジナルのジュエリーのデザインを始めていたペレッティの作品を米ファッション デザイナーのジョルジョ・ディ・サンタンジェロがファッションショーで起用し、彼女の作品は注目を集めました。
1974年にティファニーに加わったペレッティの初めてのコレクションは発表当日に完売。前例のない有機的な美的感覚が特徴とされるペレッティ作品の代表コレクションとして、今回紹介されたボーン カフ以外には「ダイヤモンド バイ ザ ヤード™」が挙げられます。チェーンと鉱石を絶妙にかけあわせたデザインは、当時のファッション界に一石を投じたと言われています。
何十年にもわたり、"モダン"を維持し続けるデザインを作り上げたペレッティ。ティファニーはファッション工科大学(FIT)のジュエリー デザイン学科に「エルサ・ペレッティ プロフェッサーシップ」を設立し、FIT史上初の寄付基金教授職を設置するなどの取り組みを行なっています。
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記事ソース:Tiffany & Co.