Iron Rock |Produced By. Tetsu ( A Love Movement ) and Made By. HAROSHI
こちらは、現代アーティストのHAROSHIさんが、Los Angeles で活躍中のアーティスト Tetsuさんからの依頼で制作されたルチルクォーツのネックレスです。
私が初めてロサンゼルスに行って、今の "gift shop?momo" の前身に当たるセレクトショップ・momoを訪れた際に一目惚れして購入したネックレスです。
その後、日本で開催されたTetsuさんの展示販売会でHAROSHIさんとお会いして、まさか私が大学と並行して通っていた専門学校の卒業生だったと聞いて驚いたのを覚えています。
今では、スケートボードのデッキを素材に彫刻作品を作っており、世界中から注目を集めています。
Tetsuさんも、ダミアン・ハーストとコラボ活動を行ったりと、あの時にお会いした方々は日本を代表する世界的アーティストとなっております。
このネックレス、一般的にALMのブランドに該当する物と認識されていますが、正確にはブランド名は”Iron Rock”というシルバージュエリーブランドです。
A Love Movement のTetsuさんがIron Rockというジュエリーブランドーを構想し、その一作目にHAROSHIさんが制作した物になります。
さて、このネックレスですが、当時専門学校に通っていた私は、「この石枠、地金から原型を作ってないぞ、まさかワックス?いや、でもゴム型とったら縮むし(当時、液ゴムは今ほど主流じゃなかったです。)、限定20個と言ってたらから、まさか1個、1個原型作っているの?」と不思議に思いながら毎日愛用していました。
専門学校の先生とも話した結果、「縮むのを考慮しながら、ワックスで枠組み作っている」という結論に達しました。しかし、個人的には、購入時の値段を考えたら、正直びっくりでした。
また、その他にも輸送コストの観点からも、不思議なネックレスではありました。
例えば、石はアリゾナ州のセドナにて、Tetsuさんが選定し、それを日本へ送り、日本でHAROSHIさんが制作。出来上がったものを、Los Angelesのお店で販売されていました。
めちゃくちゃコストかかってます。
自家鋳造でもないので、国内でも移動してます。
筆者は、計算が好きなので、どうしても考えてしまいます。
もしかしたら、何か安価に作る特殊な方法でもあるのかなと。
なので、ずばり聞きました。
展示会でネックレスを身につけてたので、後学も兼ねて「これって、一つ一つ石に合わせてワックスで枠組みを作って、鋳造したんですか。」と。
答えは、「Yes。」
びっくりしました。
そして、もう二度と作りたくないと笑いながらお話されていたのを覚えています。
後々、Tetsuさんから聞いたのですが、HAROSHIさん、感覚で0.00cmまでのサイズ感を自分で体感で分かると・・・。
そんなHAROSHIさんのアート作品は、今では100万円以上が普通です。
作れる数量にも限りがありますし、アート作品や高級時計、ヴィンテージ、アンテイークは、これからどんどん値段が上がっていくので、いずれは100万円〜200万円が可愛い値段と言われるのかもしれませんね。
今、HAROSHIさんに当時のネックレスをもう一度作ってくださいと言ったら、いくらになるんでしょうね。
Iron Rockのネックレス Made By. HAROSHIの刻印
このネックレス、当時、国内では反響がすごかったため、何度か作り手も変わり再販されました。HAROSHIさんの作ったものには、こちらの3つの刻印が打刻されています。
この、PAXという意味ですが、今更ながら調べてみたら、ちょっと作成意図が気になりました。
PAXの意味、ぜひ気になった方は調べてみてください。
そして、チェーンはこちら。
この"Iron Rock"というブランドには、『旅のお守り』という思いが込められています。確かに、セドナって世界一のパワースポットとも言われており、お守りとして最適な石ですよね。
昔のmomoのサイトを見ていたところ、IRON (シルバー) / ROCK (ストーン)と書かれてました。あと、IRON って直訳したら「鉄」ですよね。
「鉄」=>「Tetsu」とも考えられます。
ALM X HAROSHI の商品が購入できるところ
現在、お二人のコラボジュエリーは販売されておりませんが、上記のようにALMの公式サイトではオーガニックコットンを使用したニット帽(ビーニー)が発売されております。
https://alm-la.com/collections/alm-x-haroshi
個人的には、アメリカに住んでる友人の娘さんへのプレゼントに良いな〜と思いながら、この文章を書いています。
日本へも発送しています。
他にも在宅ワークで部屋にいる時間が多くなる日常を楽しい気分に変えてくれる素敵なデザインの洋服が販売されていますので、よかったら見てみてください。
まとめ
今回は、唐突にヴィンテージティファニー以外のジュエリーのご紹介となりました。
というのも、ヴィンテージティファニーのお勉強サイトにしてしまったら、この緊急事態宣言在宅生活が続いている中、頭が凝り固まってしまうんじゃないかなと思ったからです。
今、この記事を作成しているときも、このネックレスをぶら下げながら、右手の薬指にはヴィンテージティファニーのリングを着用しています。
ヴィンテージティファニーを中心の記事を投稿していきますが、組み合わせは自由自在です。
ぜひ異なる雰囲気のデザインにも目を向けていただければと思います。