ティファニーが年に1回公開する一点物のハイジュエリーコレクション"ブルーブック2023"から『Out of the Blue』のコレクションが披露されました。
『Out of the Blue』コレクションでは、20世紀を代表するアーティストで現在でもティファニージュエリーに多大な影響を与え続けているジャン・シュランバージェ氏の海に対するインスピレーションが取り入れられており、ティファニーの最高芸術責任者ナタリー・ベルデイユ氏がシュランバージェ氏のデザインを再発明する形で作品が制作されています。
女優のアニャ=テーラー・ジョイ氏がPR動画で着用しているジュエリーは、イソギンチャクからインスピレーションを受けて制作された作品(下記ポスト参照)。ブラジル・パライバ州産出の銅を含有するブルー・キュプリアン・エルバイト(鉱物の1種)がそれぞれ6 カラット、10 カラット以上装飾されているこれらの作品は、動的な感覚を呼び起こしながらも海の中の花が永遠に咲き誇る状態で凍っているような印象を受けるジュエリーになっているとしています。
『Out of the Blue』コレクションでは上記以外にも、
・貝殻
・ウニ
・サンゴ
・魚(公式は魚座を示す"Pisces"と説明)
・クラゲ
からインスピレーションを受けたとするジュエリーが登場しており、海の生物に対するシュランバージェ氏とベルデイユ氏の解釈が垣間見えます。
今年9月8日には、NYで開催されたティファニーのハイジュエリープレゼンテーションイベントで『Out of the Blue』のコレクションを身に付けたモデルによるウォーキングが披露されるなど、同シリーズのコレクションは今季のティファニー作品において重要な役割を占めています。