【年代別刻印解説】アンティークティファニーのホールマークについて (1870-1875年)

この記事では、1870 - 187年にかけてのアンティークティファニーのホールマークについて説明します。ティファニーは、1837年に創業したアメリカの高級宝飾メーカーであり、その名前は今でも高級宝飾品の象徴として知られています。

これまでの年代別刻印解説は、下記のリンクよりご覧ください。

1870年はTiffany店舗移転の年

1870年、何があったかご存知ですか。
この年はニューヨーク本店がブロードウェイからユニオンスクエアへ移転した年でもあります。
下記の年表を参考ください。

1870 - 1875年のホールマークについて

1870年から1875年の期間に作られたアンティークティファニーの宝飾品には、アイキャッチ画像に使われている形式で刻印が打ち込まれています。

独自のホールマークが刻まれています。この時期のアンティークティファニーのホールマークは、"Union Square"と打刻されているのが大きな特徴です。

また、この期間は3種類の刻印が存在していました。
恐らく、銀食器類、雑貨、服飾品として区分けされていたのかと思われます。

この年代の刻印は、以降の年代のものと異なり、刻印としてのデザインが非常に優れているので個人的には好きです。
筆者も当該期間に作られて製品を持っておりますが、非常に気に入っている一品です。
カメラ機材の関係上、刻印を撮影することが出来なかったのですが、こちらのパフュームボトルの場合、一番右側の刻印が使用されております。

まとめ

以上が、1870-1875年の刻印解説となります。
アンティークティファニーのホールマークは、その宝飾品の信頼性を高めるために非常に重要な役割を果たしています。家にアンティークティファニーの製品があったら、ぜひ見てみて下さい。

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