時代を超えて愛されるティファニーの魅力を探る | 『タイタニック』と銀時計

本日は、アンティークティファニーとタイタニック号です。

「タイタニック号」といえば、レオナルド・ディカプリオ主演の映画「タイタニック」に出てくる、悲劇の船で有名です。
本来はタイタニックの処女航海日に合わせて、4月10日に投稿しようとしていたのですが、失念しておりました。

-タイタニック号の処女航海日と沈没日は!?

タイタニック号の処女航海は1912年4月10日。
沈没したのは、同年の4月15日です。

-ティファニーとタイタニック号に関係性がないのか調べました

実は以前、ティファニーがタイタニック号の船員向けに勲章メダル、船内の一等客室向けに銀食器などが作られていなかったのかを調べていた時期がありました。

理由は、大きく2つ。
タイタニック号の行き先がニューヨークであること。
そしてもう一つは、当時イギリスには、ティファニー製品の外注先製造工場兼販売店(1864年~1941年)が存在していたからです*1。

調べた結果、ティファニーがタイタニック号向けに銀食器類を製造していたという資料は見つけられませんでしたが、銀食器とは別に2つ、タイタニック号に関連する物を見つけました。

それは、「懐中時計」と「メダル」です。

-タイタニック号に関連するティファニー製品を見つけました

①アンティークテティファニーの懐中時計

カルパチア号を知ってますでしょうか。

タイタニック号沈没事故の時に、避難者を救助した船です。
当時の船長は、アーサー・ヘンリー・ロストロン氏。

タイタニック号が氷山とぶつかった当時、カルパチア号はタイタニック号から58マイル(約93㎞)離れていたところにいました。カルパチア号の通常航海速度が14ノット(時速約26㎞)に対し、新造時の最大速力に匹敵する17ノット(時速約31km)を発揮しました。
その結果、避難信号を受けてから、約3時間で到着。
706名の人々を救助することに成功しました。

管理人、船のことに関しては知識があまり無いですが、奇跡が起きたのだと思っています。

この功績に対し、当時のアメリカ大統領ウィリアム・H・タフト氏は、ロスロトン氏をホワイトハウスに招き議会名誉黄金勲章を授与しました。

カルパチア号は、映画「タイタニック」の後半部分で出てきていますので、また観てみてください。

さて、そのカルパチア号に救助されたMrs John B. Thayer, Mrs John Jacob Astor,Mrs George D. Widenerの3名は、沈没後の1912年5月、ロストロン氏へ18金無垢の懐中時計を贈りました。

その懐中時計がティファニーの懐中時計だったのです!

時計には、18金素材が使われ、表面部分にはエナメル加工、ロストロン氏の”AHR”のイニシャルが彫刻されていました。

そして、この懐中時計を開けたら、このように記載(彫刻)されています。

"Presented to Captain Rostron with the heartfelt gratitude and appreciation of three survivors of the Titanic April 15th 1912 Mrs John B. Thayer, Mrs John Jacob Astor and Mrs George D. Widener."

https://www.foxnews.com/science/titanic-rescuers-gold-tiffany-pocket-watch-up-for-auction 掲載の画像より

(英語アレルギーの方は、良い機会なので読解しましょう!)

-このアンティークティファニーの価値は?

こちらの貴重な懐中時計は、イギリスのオークション場で2年前に出品されました。
落札価格は不明ですが、最低でも$39,123~$65,206($1=¥110の場合、¥4,303,530~¥7,172,660)で落札されると上述のリンク先の記事には記載されています。

アンティークティファニーの中でも、かなりディープな物ではありますが、特別不思議な値段ではありません。
当時は、パテックフィリップ社製のものあります。
現行のパテックフィリップの腕時計が3桁普通と考えれば違和感もないでしょう。

コレクター、博物館運営者、もしくはアンティークストアのオーナーが仕入れのために競り落としたのか不明ですが、可能であれば一度は拝見したい一品です。

-最後に

今日は、タイタニック号とティファニーでした。
救助した船の船長が、後日ティファニーの懐中時計を贈られたというストーリーを知っていた方は少なかったのではないでしょうか。
映画では物語後半の出来事ではありますが、このようなサイドストーリーを知った上で改めて映画を観ると、また違った視点で映画を観れると思います。

今回の懐中時計のストーリー詳細は、Foxnews.com内の記事にあります。
記事LINK 
*全て英語ですが、ロストロン氏の写真、懐中時計が見れます。

②のメダルは、また後日談。

*1 工場兼販売店だったのか、工場と販売店は別々であったのかは不明です。

【年代別刻印解説】アンティークティファニー編 1907-1947年

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