はじめに
今回は、Zenith。
Zenithのルパン三世 Second Editionです。
今回は、今までと趣向を変えて、「投資」視点からも含めてレビューしていきます。
1stより生産数多めの2nd edition
1stは、50本限定だったのですが、2ndは200本限定でした。
2ndの入手難易度は非常に簡単で、発表日に電話すれば即予約可能でした。
1stに関しては、インスタ広告で最速確認できて、それを見た人たちが予約して完売というのが当時の流れでした。
そのため、雑誌に掲載された時には、時既に遅し。
正直、予約できないのに雑誌に掲載する意味あるの?って思った方も多かったのではないでしょうか。
これは個人的には、Zenith Japan広報のミスです。
紙媒体の場合、情報発信からユーザーの手元に届くまでに時間がかかります。
今の時代に最新の情報を入手したいのでしたら、メーカーの公式インスタアカウントのストーリーを確認するのが最短最速です。
なので、そもそも1st逃した人で2ndを狙っていた人は、今回は簡単に予約して手に入れられたと思います。
生産数量も1stと比較して多いため、「プレ値」になったとしても、1stよりもかなり低いであろうというのが当初からの印象でした。
しかも日本より安かったのでアメリカの友人に買って送ってもらえば良かったのが本音です。
私も文字盤が白でメタルストラップの組み合わせは、夏に愛用できると思い購入しました。
1stは、秋冬にスーツと合わせるとカッコいいのですが、レザーベルトなので夏には着用できません。
他の店舗のは入ってきたとしても1本とかなんで、そこで勝負かけるのは個人的にはスマートでは無いです。
価格:1,558,000円 |
2nd edition の印象
個人的には、良かったです。
1stよりも使い勝手が良いので、ガシガシ使えます。
バランスが良く、新品ながらヴィンテージ時計の雰囲気もあり良いです。
昨今のデカ時計と異なりサイズ感も日本人にはちょうど良いのではないでしょうか。
しかし、ベルトに関しては好き嫌いが分かれるのではないでしょうか。
リバイバルで当時のベルトを再現しているということもあり、値段に対して少々安っぽい印象です。
加えて、付属品の箱が大きすぎて保管に困ります。
Zenithの場合、限定物に関しては何かと箱を大きくしがちなのですが、それ意味あるのかなって思います。
そういう点では、Rolexの緑の箱はサイズ感がちょうど良いですよね。
例えば、変えのレザーベルトやNATOストラップなど、
印象が悪かった販売後のZenithの戦略
結構気に入って愛用していましたが、2nd Editionが発売されて数ヶ月も経たないうちに同モデルの色違いが販売されました。
こちらです↓
・CHRONOMASTER Revival エル・プリメロ A385
価格:729,280円 |
今では他にも複数色展開されています。
正直、これはテンション下がりました。
茶色の文字盤の方が自分好み。
さらに、2ndより安くて、メタル / レザーどちらのベルトも対応できる。
こっちの方が良かったなぁと思いました。
それなら、同時に複数色出せよと。
そしたら、2nd edition 買わなかったです。
プレミア価格で買う価値があるのか
まず結論だけ言うと、個人的には「No」です。
このモデルが気に入って、自分で10年くらい使い倒すのならばプレミア払ってでも購入すれば良いと思います。
しかし、これ、資産性は無いです。
後から、同系で多色展開してきているのでユーザーの期待を裏切ってるのが現状です。
また、いずれ文字盤だけルパンと同じようにカスタムしてくれる所も出てくるでしょう。
焦って買う必要は無いです。
もちろん、中古業者は横の連携で値段釣り上げて、いかにも「プレミア感」演出してくるかもしれませんが、そこに乗る必要があるのかなと思いますね。まず買う層が、非常に限られています。
ルパン三世のアニメ好きと言うのが第一のターゲットとなりますが、大体50~60代と限られています。
その世代のルパンのアニメ大好きでルパンと同じ時計を着用したいという方は、そこまでプレミア価格を払える気がしません。どちらかと言うと、「安く」買いたい。値段が下がるまでしつこく「待つ」人が多い印象です。
プレミアムを払える方でしたら既にPatekやAPをお持ちでしょう。
なので、そこで追加でZenithを増やす人は少ないと思います。
そうなると、安くなるまで待つ人をいつまでも相手にしなければいけません。
これ、相当な時間ロスです。
そのため、即プレミアムで現金化出来ない当該モデルは投資価値としては論外かと。
投資リターンについては人それぞれですが、Zenithの時計やRolexの現行で利ざや取ろうとする人って、回転率重視の方が多い印象なので手放すのに困っている方も多いのではないでしょうか。
時計全体のマーケット価格は上がっていますが、この辺りのブランドは上述の通り購入する客層も限られてるので、買うならば使い倒す勢いで購入するのが吉かと思います。
そのため、本当に欲しい人は既に持っていると思ったほうが良いです。
今も中古市場に多数流通してますが、それを見ている人は、正直「定価」で買うチャンスがあっても「定価」で買えなかった層が99%ぐらいだと思います。
なので、現在は販売者と消費者の根比べみたいな印象です。
次元大介が着用していた時計って夜のお姉さんが聞いたら、apple watchでいいじゃんと突っ込まれるリスクあります。
ちなみに私は、1stは渋くてカッコ良いが、「次元着用」と言ったらネタにされました。
まぁ私もネタで手に入れたので一緒に笑いましたが。
以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
結構辛口部分もありましたが、当人が気に入って、それがいつのまにかプレミア物になっていたらラッキーと思って時計とは付き合っていくのが良いかもしれません。